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貴文「俺は何も手伝ってねえ!」
館長「子供の頃だから忘れてんだろ」
貴文「いいや。唯ちゃんを探してた記憶がある。女児と唯ちゃんが水の中にいた。唯ちゃんは赤い服を着てたから間違いない。女児は青の服で紗矢か真由子のどっちかだ。お揃いの服だから」
二夫「それでどうなったんだ?」
貴文「その後、もう一人の青い服が来て水に入った。少しして二人で悲鳴を上げたんだ。俺も遠くから見てたから細かい動きは分からない」
敷徳「それなら殺したと言い切れないはず」
貴文「いいや。もし溺れたのなら、すぐ側にいて何故助けない?オカシイだろ」
(編集済)
二夫「もしかして事件性は無いのかも」
敷徳「いや、トンネルの分岐が気になるな。何故わざわざ作ったのか。何故唯はそっちに行ったのか」
二夫「誰かがトンネルの中で誘導した?こっちに新しいトンネル作ったよ。こっちの方が見つからないよって」
(編集済)
二夫「館長、貴方だな。本来の道を塞ぎ、戸惑う唯ちゃんに声をかけて」
館長「だから何だ?見つかりにくいトンネルを作って誘っても溺れたのはワシのせいじゃないだろう。より面白くするために工夫しただけよ」
貴子「ええ。余興を面白くしたい一心だったわ。私が唯をトンネルから出したのは事実よ。私がいたのは新しい出口だったのよ。思い違いだったわ。でもそれは溺死とは何の関係もないでしょ」(編集済)