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熊野「絶縁だと婿になった経緯が分からん」
敷徳「宴会でそれとなく聞き出すしかないな」
一同は宴会場に向かった。
既に集まっており、シクトク村からはシク女将と村長夫妻、紅琥村からは紗矢と雷太、風祭貴文村長夫妻がいた。
熊野「統合?」
紗矢「ええ。少子化で国が市町村の数を減らす方針で」
シク村長「協力すれば国から助成金が出るんじゃ」
敷徳「村の名前はどうするんです?」
貴文「それをこれから決めるんだよ」
貴文の妻「宴なんだから、出し物を見たいわね。まずはシクトク村から」
貴文「さすが桃香、いいアイデアだね。親父、何かやれよ」
シク村長「うーむ、あれしかないか」
貴子「シク女将、加奈、分かってるわね」
シク女将「ふふふ」
加奈「ハァ~」
シックトック シックトック シックトック祭り〜(あっそーれ♪)
シックトック シックトック シックトック踊り〜(よいっしょ♪)
貴文「わっはっはっはっ」
桃香「うぷっ」
宴は和やかに進んでいった。
熊野「どうゆうことだ?忌まわしい過去が?」
貴子「息子は母親想いのいい子でした。主人は村長になる前は酒乱でマトモに働きませんでした。学費が払えず息子は高校中退して寮付きの仕事をしてました」
敷徳「立派な息子さんです」
貴子「ええ」
二夫「貴文さんはシク村長をどう思ってるんですか?」
貴子「紅琥村長になってからは村長同士の会合などで会う事が多く普通の親子関係です。子供の頃は憎しみもあったでしょうが」
敷徳「そうですか。話を変えましょう。貴方達の罪とは何ですか?」