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警部「雷太君でいいのか?」
文也「はい。何処かで見たと思ったのですが、やっと思い出しました」
その頃、大広間では敷徳が語り始めた。
敷徳「紗矢さん、嘘はやめてください。もし、僕が夫なら村の誰も知らないはずない。結婚式や日常生活で会ってるでしょう。今までバレなかったのがおかしい」(編集済)
熊野「癌で結婚早々死んだ事になってたからでは?少しの期間しか村に居なかったから」
敷徳「仮にそうだとします。覚えてない人もいるでしょう。しかし、僕が整形でもしない限り村人全員はあり得ない」
熊野は警察に電話した。
熊野「ちょっと貴子さんに変わってくれる?」
貴子「何でしょうか?」
熊野「唐突だか、紗矢さんの結婚相手は誰だか知ってますか?」
貴子「紗矢は旦那さんと二人だけでハワイで挙式をしたのよ。旅館に旦那さんはいつも不在で、紗矢は単身赴任なのと大きなお腹をさすってたわ。だから会ったこと無いのよ」
熊野「雷太君がお腹にいる時か。旦那さんの名前は分かりますか?」
貴子「教えてくれないのよ。だから村人達は不倫じゃないかって噂してたの」
(編集済)
熊野「紗矢さん、旦那さんの写真は無いですか?挙式のとか」
紗矢「しつこいわね。太郎が旦那よ、間違いないわ。ねぇ〜太郎さ〜ん」
紗矢は敷徳の元へ走り抱きつこうとした。
そこへ加奈が通せんぼした。
加奈「ちゃんと証拠を見せてください。写真は何処ですか!」
(編集済)
紗矢「はぁ、分かったわ。これよ」
紗矢は財布から一枚の写真を取り出した。それはハワイの挙式の写真だった。ウエディングドレス姿の紗矢の隣に写っていたのは!(編集済)