NGUwY:3
女将「私が双子ですって?」 敷徳「感染は双子の母説が出まして」 女将「確かに生き別れた双子の姉がおります」 敷徳「生き別れた?」 女将「生後すぐに口減らしのために養子に出されました。兄弟が多く貧しかったので。ずっと罪悪感がありました。私の身代わりにと」 敷徳「子供に責任はないですよ。お姉さんとはその後会った事は?」 女将「ありません。会いたいですが既に両親は他界し、残りの兄弟も若くして病死してますので手掛かりもありません」
敷徳「お姉さんの名前は?」 女将「分かりません。生後すぐに別れたので両親は名前を付けてません。養子先の人が付けたでしょうね」 敷徳「養子先の名前は?」 女将「分かりません。分かれば会えてますよ」 敷徳「確かにそうですね。失礼しました」 敷徳は電話を切った。
敷徳はナオミの二の腕を噛じった。 ナオミ「きゃあ。何するのよ」 小野寺がポカンとする中、敷徳は噛み切るほどの力を込めた。 (編集済)