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烏丸「若手の新鋭画家として画壇の注目を集めてた頃、全国各地の田舎を巡って画を描いてました。シクトク村に来たのはそんな時です」
烏丸「私は死にたくなかったので訳も分からず村を出ました。やがて村の事は忘れて画家として仕事に没頭していました」 敷徳「それで村との接点は無くなったはず」 (編集済)
熊野「みちるの両親は事業に失敗したんだよな。電話は借金取りが怖くて出れんわな。玲奈の事件って言うのは何だ?」 烏丸「彼女の農園で出来た作物で食中毒が起きたんです」 二夫「冤罪の匂いがプンプンするな。シク村長達に嵌められたんじゃない?」 (編集済)
平田「結論としてはスイセンが餃子に入っていたみたいだ。当時は検出技術が低くニラが腐ったものと思われていた。スイセンはニラに似ていて毒を持つ」 敷徳「玲奈さんの農場にスイセンは?」 烏丸「ありません。冤罪が今になって証明されて玲奈も浮かばれるでしょう」 熊野「玲奈さんは既に亡くなってるのか?」 (編集済)
烏丸「それは、これから話す中で明かします。村を出た玲奈は都内で水商売に従事してました。僕は自分の名刺を渡して、困ったら尋ねるようにいい別れました」