ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題を巡り、テレビ局などの忖度(そんたく)が問題視される中、男性7人組「BE:FIRST」がテレビ朝日「ミュージックステーション」に出演する方向で同局が最終調整していることが10日、分かった。
ジャニーズと競合する男性グループの出演が少ないと指摘されるMステ。LDHや韓国のグループは登場することがあるが、アイドル的な要素のある国内のグループはあまり出ない。この点について、7日に行われたジャニーズ事務所の会見では、記者から「BE:FIRSTやJO1などのグループが出演しにくい状況が続いている」と問題視されていた。実際、BE:FIRSTとJO1は昨年のNHK「紅白歌合戦」に出場したが、Mステに出演したことはない。
一方、ジャニーズのグループは毎回のように出演。こうした偏りの背景には番組側のジャニーズへの忖度があるとされ、これについて聞かれた東山紀之社長(56)は「(忖度は)必要ない」と明言した。そんな中での今回の動き。BE:FIRSTは13日に新曲「Mainstream」をリリース予定で、同局関係者は「新曲リリースのタイミングでグループに番組に出演してもらう方向で調整している」と説明。「JO1などにもオファーをしていくことになる」と話しており、今後はMステが“門戸開放”されることになりそうだ。
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